河野潤々です。「川柳ステーション2024」の翌日、7月7日に青森市で開催された「川柳らくだキャラバン句会in青森」のリポートをお届けします。
大阪の「川柳らくだ」が、なんと青森に遠征して句会を開くということで、これは参加せずにおくものかと、川柳アンジェリカから笹田かなえと河野潤々、投句で金瀬達雄が参加しました。
今回の句会は、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」会議室で行われました。青森駅から徒歩1分という好立地。ねぶた常設展示施設でもあるワ・ラッセ、参加前から楽しませてもらいました。
ここでも全国各地から集まった参加者のみなさん、非常ににぎやかで楽しい雰囲気でした。
句会の様子は全てFacebook配信やYouTube動画配信をしている川柳らくだ。今回もそうでした。披講の様子からディスカッションまで、毎回すべて開示しているのは、ここだけでしょう。
今回の兼題は、「らくだ」「エメラルド」「輩（やから）」「密度」「雑詠」の5つで、各題2句ずつ、他に席題「新紙幣」。選者はその日の参加者の立候補制→誰も手を挙げず、らくだからのご指名となりました。
雑詠は、選後にディスカッションが行われ、参加者全員で意見を交わしました。とても刺激的で、学びの多い時間でした。
さて今回、私が選をさせていただく機会を頂戴し、感謝するばかりです。しかし、他会場から漏れ伝わってきていたねぶた練習の祭囃子が、私の選のときに消えてしまったのが少し残念でした。せっかくの青森らしさを感じながら選をしたかったです。持ってない。。
披講の時間が押していたにもかかわらずスピードを上げられなかったのは、決して緊張していたからではありません！これはねぶた囃子が消えたせいにしておきましょう。
お面が3種類から選べるという粋なはからいに感謝しつつも、被りこなせる自信がなくて生顔をさらした私。YouTubeの視聴率に影響がないことを願っています。
お面の選択肢があるのは、素敵なアイデアでした。
雑詠ディスカッション時にはお尻がむず痒かったものの、褒められるより的確な指摘をいただけたことが嬉しく、感謝の念に堪えません。
自分の作品が評価されるのはもちろん嬉しいですが、改善点を教えてもらえるのも大切ですね。的確なフィードバックは成長の糧となり、次への意欲が湧いてきます。
川柳アンジェリカの結果は以下のとおりです。
Sin選 席題「新紙幣」
ビットコインが紙幣発行する鬼滅
河野潤々
新札・旧札混ぜるな危険物
笹田かなえ
夏草ふぶき選 「エメラルド」
エメラルドカットと信じついてゆく
河野潤々
守田啓子選 「輩」
アナベルの白こんもりと輩たち
笹田かなえ
河野潤々選 「密度」
プチプチの密度正しきおまじない
笹田かなえ
紅しょうが赤の密度は∞
笹田かなえ
煙になる順近づいて荷が重い
金瀬達雄
むさし選 「雑詠」
炎天の紫陽花 すり傷の坊や
笹田かなえ
凌霄花みだらな夏はもう来ない
笹田かなえ
くんじろう選 「雑詠」
パレードはS字フックを包囲する
河野潤々
桑田佳祐のビブラートカニカマは三代目 天位
河野潤々
「川柳らくだキャラバンin青森」のライブ配信アーカイブは、近々川柳らくだのサイト＞＞にアップされると思います。
また、川柳らくだのFacebookページ＞＞から、ライブ配信アーカイブを観ることができます。
二次会、三次会も盛り上がり楽しい時間でした。
川柳らくだの皆さん、また後援のおかじょうき川柳社、参加者の皆さん、ありがとうございました！
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