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Podcast #84 句集偏愛 -手前勝手に読み耽る-「獣の時間」Vol.1
アンジェリカPodcast最新話は、河野潤々と藤田めぐみが「好きすぎて勝手に読み耽る」句集を紹介する「句集偏愛」シリーズを引き続き。 今回からは、一家汀さんの川柳句集『獣の時間』を2回に分けて取り上げます。 この句集に通底するのは 痛みを正面から見すえるまなざしと それでも言葉で結ぼうとするひたむきさ。 六つの章のうち、Vol.1では 🕊️「夜の鳥」「透明」 🤝「綱引き」 の三章に注目し ・自分自身を極限まで見つめる句 ・他者との距離に生まれる葛藤 ・言葉のかたちでしか語れないこと といった視点から、印象的な句を紹介しています。 生きている 短い紐を結び継ぎ 広い広い空を切り裂くとき無敵 リボンひらひらSOSを叫んでる 透明な体に嘘という背骨 座りたくなかった生き残りの椅子だ 人形の目が美しく死んでいる 有罪と一斉に言う百の月 読むというより、 そっと触れるようにしか受け取れない句たち。 だからこそ、声に出して語る意味があるのでは―― そんな思いでお届けしています。 次回Vol.2では、後半三章をめぐって語ります。 どうぞお楽しみ

アンジェリカ事務局
11月28日読了時間: 1分


Podcast #83 句集偏愛 -手前勝手に読み耽る-「理数系のティーポット」Vol.2
句集に恋して、語って、勝手に読み耽る。 潤々とめぐみの「句集偏愛」シリーズ、前回に引き続き、宮井いずみさんの句集『理数系のティーポット』をじっくり味わいます。 Vol.2では、 🟡 ユーモア・明るさ 🫧 繊細な視線 🏠 描写から心象 という3つの観点から、より“人の気配”が感じられる珠玉の川柳たちをご紹介。 有頂天だったニョッキにされるまで お猿のシンバル初参加のくせに 迷い道ぬける黄色いミゼットで 祝福の底のわずかなビブラート 無精卵ばかりのなごやかな会話 臍の緒と何を入れようチェロケース まだ坂の途中にマエダ理髪店 雨ざんざ佐伯三郎塗装店 句を読むというより、風景にひととき身を置くような時間。 言葉の軽やかさと深さを行き来しながら めぐみと潤々が楽しく語り合っています。 ⸻ 川柳アンジェリカラジオ「オフビートなら川柳で」最新話はこちらから>>

アンジェリカ事務局
11月21日読了時間: 1分


「川柳で踊らせて」更新【斉尾くにこ】
藤田めぐみがアンジェリカ会員の一句を取り上げ ショート動画とエッセイでお届けする連載 「川柳で踊らせて」。 今回の#Act 33は斉尾くにこの句。 音が整ったあとの静けさに 体の奥で小さなリズムが跳ねる。 整然とした拍が、次の瞬間には 自由なジャズへと姿を変えていく。 毎月2日/15日に更新中。 「川柳で踊らせて」最新ショート動画はこちらから>>

アンジェリカ事務局
11月15日読了時間: 1分


Podcast #82 句集偏愛 -手前勝手に読み耽る-「理数系のティーポット」Vol.1
「気に入りすぎて、好きすぎて、勝手に読み耽る」—— そんな偏愛まるだしでお届けする、"句集鑑賞シリーズ「句集偏愛」"が、久しぶりに帰ってきました! 今回取り上げるのは、宮井いずみさんの句集『理数系のティーポット』。 ページをめくるたびに解放感、どこまでも自由。 まるで「玉手箱」や「びっくり箱」のような句集です。 ⸻ 📘 Vol.1では「語感」と「スケール感」を偏愛! 今回の配信では、この句集の魅力のうち 🌀 語感とリズム 🌌 スケール感 という2つの観点から、いくつかの句を取り上げています。 貼るカイロ貼らないカイロ瀬尾まいこ カムイミンタラドデカミンストロング 銀漢へ座礁くじらの50頭 見開きは星降る村のニニロッソ 音の連なりが楽しくて何度も声に出したくなる句、 想像のスケールがとつぜん宇宙まで跳ぶような句…… 語りながら、つい声が弾んでしまう回となりました。 ⸻ 次回(Vol.2)では、また違った切り口からこの句集を深掘りしていきます。 どうぞお楽しみに! 川柳アンジェリカラジオ「オフビートなら川柳で」最新話はこちらから>>

アンジェリカ事務局
11月15日読了時間: 1分


「川柳で踊らせて」更新【河野潤々】
藤田めぐみがアンジェリカ会員の一句を取り上げ ショート動画とエッセイでお届けする連載 「川柳で踊らせて」。 今回の#Act 32は河野潤々の句。 完璧な言葉ほど、隙がない。 挨拶の一文にも、慎みと策略がひそんでいる。 微笑みの裏で、世界は静かに調整されていく。 毎月2日/15日に更新中。 「川柳で踊らせて」最新ショート動画はこちらから>>

アンジェリカ事務局
11月2日読了時間: 1分


会員作品・会員作品鑑賞・せんりゅう、ごちそうさま/2025 年11月
あっという間に冬支度モードになりました。秋が年々短くなる切なさを感じながら、もうなんとなく年末に向けての気忙しさが忍び寄ってきます。鍋や紅葉、ニットのぬくもりなど、今の季節にしか味わえないものを楽しんで、ゆるゆるいきましょう。 今月も、年齢も属性も柳歴も多様なメンバーの色とりどり個性豊かな川柳を、 笹田かなえの鑑賞 とともにお届けします。ぜひご覧ください。 今月の会員作品はこちら>> 川柳アンジェリカ代表・笹田かなえの好評連載「せんりゅう、ごちそうさま」更新しました。 今月ご紹介するのは、「川柳の仲間『旬』」第260号。 長野県伊那市から全国に向けて発信されていた「川柳の仲間『旬』」が、2025年8月、33年の歴史に幕を閉じ終刊となりました。代表の丸山健三さんの突然のご逝去によるものです。 メンバーの樹萄らきさんより、「旬」の来し方を詳しくご寄稿いただいています。 「せんりゅう、ごちそうさま」最新はこちらから >>

アンジェリカ事務局
11月1日読了時間: 1分
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