#112 生きたまま腸に届く川柳 ふたつの乳酸菌 〜丸山進と浪越靖政〜vol.2【名句勝手鑑賞】
- アンジェリカ事務局

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7月1〜4週は「名句勝手鑑賞」テーマは「生きたまま腸に届く川柳」。
前半2回は「ふたつの乳酸菌」。
丸山進さんと浪越靖政さんの作品を、同じテーマごとに読み比べています。
今回は、「しみじみとシルバー」から「旅立つ準備」まで。
年齢を重ねること。
人生の機微。
そして、思わず笑ってしまうユーモア。
同じテーマを詠みながらも、届き方はちょっと違う二人の作品。
それぞれ異なる味わいがあります。
理屈より先に、じんわり効いてくることば。
今回も「ふたつの乳酸菌」を、ぜひお楽しみください。
松の木の隣が似合う歳になる 丸山 進
晩年は備長炭と決めている 浪越靖政
七十歳過ぎたらショートプログラム 浪越靖政
変身のために風呂敷持ち歩く 丸山 進
セミダブルサイズの穴で待っている 浪越靖政
いもむしに似てる人には声かける 丸山 進
地獄まで後方四回ひねりかな 浪越靖政
セーターの毛玉で人を区別する 丸山 進
浅漬けの元で応急処置をする 浪越靖政
街へ行く監視カメラを探すため 丸山 進
尿道をゆっくり下るスキャンダル 浪越靖政
金網の向こうに糞を置いてくる 丸山 進
前立腺のむかしばなしが長すぎる 浪越靖政
皇族のような顔してバスに乗る 丸山 進
ブランコをあの世の方に漕いでみる 丸山 進
旅立ちの前の漢方便秘薬 浪越靖政
丸山進句集「アルバトロス」2005
川柳作家ベストコレクション 浪越靖政 2018



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