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2026年8月1日
2026年8月

わかるけど針千本は多すぎる
ブラジャーの清く正しい畳み方
父さんの膝にディズニー絆創膏
須藤しんのすけ
見晴かすmuh< muh< 丘は中立
人口を抑えたい、成程スイス
花にまみれて蜂ぶる全裸ぶるっ
旅男
スマホ運ぶ電車ヒトひとりもいない
一度っきり重ねて僕をはじめた
ためらわずくる地平線から月はがす
西山奈津実
水たまり わたしにはわたしの西瓜
本当に貝でやるなど思うまい
冠になるため生まれたニワトリ
羽風ふみ
ひとつずつ指で数える夏椿
思い出して手作りのクリームソーダ
鏡からそっと取り出す珊瑚礁
飛和
膝を崩して乱数表になってみて
ハレーション未だ酸っぱいあたしたち
お別れは快晴やがて微炭酸
藤田めぐみ
踵踏む波打ち際のスタッカート
風鈴につられ西瓜の氷水
恋なんて取るに足らない小石だし
峯島妙
銀河へ と続くだろうか水平線
妄想の中で足し算してたけど
木曜の終わりのような鯵フライ
伊藤良彦
正の字にひとつ足りない夕間暮れ
質流れ紙飛行機は非対称
高架下いまさらのメルモの媚薬
菊池京
覚醒と夢とのあわいバスリスク
色づいた指先じゃないほうの指
菖蒲に文目夜はことさら杜若
斉尾くにこ
合歓の木のうすもも色に遠去かる
ありがとう樹から見下ろすネコがいて
夢食べるようにソーメン食べている
笹田かなえ
梅雨明けて精霊めいてきた
お別れを仕舞っておける奥二重
人ならざる力で切れた首ったけ
鈴木雀
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