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​川柳で踊らせて

​アンジェリカ会員&藤田めぐみ

2024年11月2日

#Act 9

句点からゆわふわ次の句点まで


斉尾くにこ


生きてゆく流れの中で

区切りの出来事や、忘れ難い出逢いが、幾たびかあるもの。

人生という物語のなかで、それは”句点”めいて


「。」と付す時、それは

その時の喜び、そして悲しみ

その時の精一杯を、確かに生きました、と

そんな気持ちで書くのかも。


その句点を付した後

心は「ゆわふわ」と、次の句点に向いてなだらかな視線を送る

どんな出来事が、出逢いが、この先の物語にあるのか

ときめきと、明るい覚悟を胸に秘めながら。


この先、あといくつの句点があるのか

それは誰にもわからない

ただ、最後の句点は

明るい光の中で、笑顔で「。」と書けているといいな。



Text/produced by FUJITA Megumi

川柳アンジェリカロゴ
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